二十四節気

夏至とは(ココだけの深い意味) │ 二十四節気を成長に活かす方法【2019年版】

一年間を24に等分して、それぞれに季節の名前をつけたものを「二十四節気」といいます。二十四節気の10番目の季節が「夏至」です。

ネット上に、二十四節気について記したサイトはあふれていますが、その深い意味を分析したサイトは見当たりませんでした。

そこで、このサイトの二十四節気の記事では、西洋占星学・十二支・陰陽五行・八卦などの視点から分析し、二十四節気を成長に活かすための方法についての考察を記しています。

夏至を成長に活かすポイントは次の3つです。

1 生まれ育った家族や地域の価値観に浸る

2 助ける心、思いやる心、見守る心を養う

3 自分の素直な気持ちを主張する

なぜ、この3つが大事なの?
これには深い意味があるんです
二十四節気を成長に活かす方法【目次】【ココだけの深い意味 │ 二十四節気を成長に活かす方法】 この記事は、当サイトの二十四節気に関する記事のまとめページです。 この...

目次

ざっくり知りたい方のための一般的な「夏至」の意味・行事・食物など

まずは夏至の一般的な意味を見ていきましょう!

2019年の夏至はいつ?

2019年の夏至は、6月22日(土)から7月6日(土)です。

夏至の一般的な意味とは?

陽熱至極し、また、日の長きのいたりなるを以てなり(こよみ便覧)

夏至は一年でもっとも昼が長い日です。二十四節気では、夏至の日をスタートする期間を夏至と呼んでいます。「夏が至る」という言葉の通り、太陽がその存在をもっとも主張する時期ということです。

夏至の日は太古から世界各地で大切にされ、国や地域ごとにイベントやお祝い、お祭りなどがあります。最近ではスローライフ運動のひとつである「キャンドルナイト」が毎年の夏至と冬至に催されています。

この日を境に、日に日に昼の長さが短くなっていきます。

 

夏至の初候・次候・末候は?

ひとつの節気を約5日ずつ3つにわけたものを初候・次候・末候と呼びます。二十四節気×3で、これをまとめて七十二候と呼びます。

● 第28候【夏至の初侯】… なつかれくさかるる(乃東枯)

● 第29候【夏至の次候】… あやめはなさく(菖蒲華)

● 第30候【夏至の末候】… はんげしょうず(半夏生)

 

【初候】なつかれくさかるる(乃東枯)

乃東とは夏枯草(別名はウツボグサ)のことです。冬至の頃に芽を出し、成長し、夏至の頃に枯れます。「優しく癒す」という花言葉の通り、漢方では重要な生薬です。眼の痛み、口内炎、利尿に効果があります。

 

【次候】あやめはなさく(菖蒲華)

花菖蒲が咲く頃です。この期間の6月30日には夏越の祓えが行われます。これは心身の罪穢れを祓い清める儀式です。各地の神社では茅の輪をくぐりが行われています。

 

【末候】はんげしょうず(半夏生)

田植えを済ませる目安の時期です。この日に降る雨を半夏雨と呼び、田の神が天にのぼり降らせる雨といわれました。

半夏とはカラスビシャクという植物です。体を温める気管支炎や消化不良に効果がある生薬です。

京都では三大祭のひとつである「祇園祭」が始まる頃です。

 

映像で感じる夏至

 

二十四節気を成長に活かすために、ちょっと深く「夏至」を考察してみます

次に、二十四節気を成長に活かすために、「夏至」の意味を深く考察してみます。

ここからが本題です。

1. 西洋占星学から深める「夏至(蟹座の前半)」の意味とは?

まずは蟹座の前半の意味についてです

夏至は、十二星座の「蟹座の前半」に対応しています。

蟹座は家庭の星座と呼ばれるように、身近な集団への帰属がテーマとなる星座です。

双子座の後半で、個人主義はピークを迎えました。次の成長のステップは、親しみをもって関われる社会との関係を深め、社会性や集団からの影響を受け入れる段階です。

蟹座の甲羅は、閉じられた集団を意味しています。

双子座では「自分」と「他者」という二面性が大切でしたが、蟹座では、この自分と他者が大きな集団のもとで一括りにされます。そこでは、集団の中に個人や個性が吸収されてしまうため、母親に包まれているような安心感と安定を覚えますが、同時に、個の主張や意思が抑圧されるような葛藤もあります。

甲羅の内側では同じ価値観や感情が共有されています。それはまるで母親の胎内のようです。そのため蟹座は母性の星座とも呼ばれます。双子座の知性の発達とは違い、蟹座では感情や情緒の成長に重きがおかれます。

特に蟹座の前半では、個の主張や意思を集団に適応させるための努力が必要になります。これは「自分自身」の範囲を自分の身体だけではなく、身近な社会集団まで拡大するということでもあります。

このプロセスのなかで、個人主義の限界を突破し、情緒や感情についての経験や学びが深まり、集団や社会というものへの価値に気づくことになります。

では、夏至と照らし合わせて考察してみます

夏至とは昼が頂点を迎える時期です。

太陽が南のピークに達するときであり、この日から、昼は短くなっていきます。

古来より太陽は個人の意思や願望の象徴です。太陽のピークが過ぎるということは、個人主義が大地(集団)へと降りていくタイミングを意味しています。これが蟹座の前半の象意と呼応します。

夏枯草の英語名「all-heal(すべてを癒す)」のように、個人主義を拡張して疲弊した個人を集団は癒してくれます。それはまるで仕事を終えて、家に帰宅したような気分です。そこでは、主張や理屈は横に置かれ、情緒の安定や感情の深さ広さが大切になります。

(1)自分より大きな集団の価値観に身を寄せ

(2)知性を離れて本能的な感情によって内面を豊かにし

(3)自分の実感にもとづく想いを主張する時期

 

2. サビアン占星術から深める「夏至(蟹座1〜5度)」の意味とは?

ここではサビアン占星術における5度ごとの意味から夏至を考察してみます。

サビアン占星術では、各星座が30度にわけられており、その5度ごとにテーマがあります。これは二十四節気が約5日ごとにわけられているのに対応しています。

● 蟹座の第一グループ = 夏至の初侯「なつかれくさかるる」

● 蟹座の第二グループ = 夏至の次侯「あやめはなさく」

● 蟹座の第三グループ = 夏至の末侯「はんげしょうず」

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第一グループ(蟹座1度〜5度)

多くの人が共有する価値観に自分を従わせることがテーマ

第一グループは夏至の初候(なつかれくさかるる)に対応しています。

このグループでは、個人主義が弱まり、集団をつないでいる価値観に自らを従わせていく経験を通して成長します。

例えるなら、幼少期には家庭のなかで自由奔放にしていた子どもが、幼稚園や小学校に入って集団の価値観を学び、それにあわせて自分の振る舞い・感じ方・考え方を調整していく段階といえばわかりやすいかもしれません。

自分が新しい集団に組み込まれた時、最初は、自分がどうしてよいかわからない状態に陥ります。そのなかで、同じ集団の他者との共有できる何かを見つけ、自らを集団へと帰属させていきます。

夏至の初候は「なつかれくさかるる」です。

夏枯れ草は、太陽の復活を象徴する冬至の頃に芽を出し、太陽がピークを迎える夏至の頃に枯れます。

太陽は個の意思の象徴です。枯れるというのは、個人主義が弱まり、知的能力だけではこれ以上先に進めないことの象徴です。枯れる(自我が弱まる)ことで、次の成長の段階に進むことができます。

それは、個人の判断よりも、自分が属する集団はどのように感じ、考え、判断するかということを重視する時期です。

心理学者のユングは「集合意識」という概念を提唱しましたが、まさに、自分にとって一番身近な「集合意識」に従うという経験を通して成長する時期です。

それは、個の思考や感情ではなく、より多くの人と共有できる「普遍的」な価値観や感情を学ぶということです。

例えば「男はつらいよ」や「水戸黄門」を見てホッとするような感覚ですね

 

第二グループ(蟹座6度〜10度)

育み育てる本能によって、思いやる心をつくることがテーマ

第二グループは夏至の次候(あやめはなさく)に対応しています。

前のグループにおいては、集団への帰依を身につけることが重要でした。第二グループでは、集団的な本能に従って活動することで、知性ではたどり着けない心を築こうとします。

蟹座は母性の星座です。双子座までは自分で自分を成長させている気分でいましたが、実は、その自分も甲羅の内側にいる人たちによって見守られ育てられてきたことに気づきます。そして、自分も甲羅の内側にいる誰かを育むこと、誰かと助け合うことに目が向くようになります。

第一グループでは、集団に自分を組み込むことががテーマでしたが、第二グループでは、この集団的な感覚を通して、他者への優しさや思いやりの心を育むことが重要になります。そこではこれまで培ってきた知性は無力です。

ここで私たちは、胸の奥からわきあがる「相手を大切に思う気持ち」や「助けあいたい」「支え合いたい」という本能的な情緒を学ぶことになります。

夏至の次候は「あやめはなさく」です。

花菖蒲の花言葉は「優しさ」「優雅」「優しい心」などです。身近な他者へのあたたかな心を育もうとする第二グループの特徴が象徴されているようです。

また、優雅とは「やさしくてみやびやか」であるということ、そして「みやびやか」とは上品で優美なさまのことです。「上品」も「優美」も集団のなかで認められる価値観です。独りよがりな「上品さ」は存在しません。

それは、集団で共有できる普遍的な価値観を身につけ、それにあわせた心の働きを育んでいくことに重なります。

 

第三グループ(蟹座11度〜15度)

心の豊かさを対外的な関わりにおいて活用していくことがテーマ

第三グループは夏至の末候(はんげしょうず)に対応しています。

第一グループで集団に帰属し、第二グループで集団の価値観や感情を身につけ、第三グループではここまでで育んできた心を外の世界の活動に反映させます。

第三グループは、これまで育んできた心の実感に従って活動する時です。自分の感じ方や判断に自信をもって主張していきます。

ただし、そこに必ずしも知性や理論の裏付けがあるわけではなく、集団に従うことで育み身につけてきた感受性や実感によるものです。第二グループで育んだ優しさや思いやりの心をもって対外的に活動していきます

夏至の末候は「はんげしょうず」です。

田植えで疲れた人たちに降り注ぐ半夏雨は、田植えされた稲たちを潤し、これからの稲の成長を祝福する雨、そして、農家の方々をねぎらう雨です。

第三グループは、この半夏雨のように、集団の豊かさや物質的な豊かさのために、心の豊かさを対外的に表明していく時期です。

 

初候 より普遍的な価値観に自分の心を従わせます

次候 感情によって他者とより深く共感し、優しい心を育みます

末候 自分の感じ方に自信をもって、ものの見方を主張します

 

3. 十二支・陰陽五行・八卦から深める「夏至」の意味とは?

夏至に対応する十二支、陰陽五行、八卦はこちらです。

● 十二支・・・「午」

● 陰陽五行・・「火(か)」

● 八卦・・・・「離(り)」

 

十二支の午とは?

午(馬)は、草木の成長が極限を過ぎて衰え出す様子を意味しています。

 

午は双子座の後半と蟹座の前半の時期に対応しています。

「午」という漢字は、餅つきに使う杵の象形文字といわれています。

餅つき熟練の方々の手さばきは、まるで早送りで見ているようなスピードです。それはまるで知性の回転スピードをとにかくあげようとする双子座のようです。

しかし、餅はつくためにあるのではなく、食べるためにあります。

もっと言うと、餅つきを眺めている人たちに「餅を食べてもらう」ためにあります。これは集団社会との共感がテーマである蟹座に通じる象意です。

草木の成長が極限を過ぎたというのは、個人性を追求しすぎた双子座の後半のことであり、そこから蟹座の集団社会への参加がスタートするということです。

 

陰陽五行の火とは?

「火」は光と熱を発する炎のエネルギーを象徴しています。

夏は五行では「火(か)」に関係しています。燃え上がろうとする「火」が夏に対応していることはイメージしやすいと思います。

「火」は、燃え上がる情熱、キラキラとした輝きと関連しますが、ネガティブな側面として怒り・独善性などとも関係しています。

夏は、自分自身の個性を輝かせ、意思に従って自分自身を表現するときです。春に描いた理想や夢を現実にもたらすために精力的に活動していく時期でもあります。

この時期に旺盛に働いてくれるのが「心臓」と「小腸」です。心臓は全身に血液(熱)を送り込むポンプの役目ですから、まさに「火」です。小腸は栄養素を吸収する臓器です。

 

八卦の離とは?

離は上から陽・陰・陽の卦(☲)です。これは火を象徴する卦です。外側が陽気で明るい様子をあらわしています。

夏至に向かって夏が極まってきます。

夏はまさに火の時期であり、活動性のピークでもあります。火は才能や情熱のシンボルでもありますが、常に変化してやまないことから、飽きっぽさや移り気をも象徴しています。

蟹座と火というのは一見重なりづらく見えますが、実は、蟹座の感情は外からうかがい知れないぐらい、深くて激しいものでもあります。

抑圧した深い感情が突発的に爆発することもありますし、知性ではなく自分の感情にもとづく意見などを激しく主張するのも蟹座です。

 

結論「夏至」の時期を成長に活かすためのポイント

以上の考察をふまえて3つのポイントにまとめました。

1 生まれ育った家族や地域の価値観に浸る

2 助ける心、思いやる心、見守る心を養う

3 自分の素直な気持ちを主張する

それでは、それぞれのポイントについて解説していきます。

ポイント1 生まれ育った家族や地域の価値観に浸る

夏至の時期は、身近な社会集団の価値観、文化、活動、考え方や感情に積極的に触れてみましょう。

自己主張をぐっと抑え、反発や反感を抑え、初めて学校に入ったときの子どものような気持ちで、周囲を見回して、この集団社会が何を大切にし、どのような判断をもっているのかを感じてみましょう。

自分より大きな存在に触れることを通して、成長が促進されます。いまは、個人主義ではなく集団主義を学ぶ段階です。

これを通して、自分の心のなかに普遍的な価値観や感情が成長していきます。「僕は」「私は」と主張しているときではなく、「私たち」「みんな」はどう感じ、どう考え、どう判断するのかのアンテナをつくる時です。

ポイントは、知性ではなく感情が重要ということです。

例えば、ニュース、SNS、メディアで話題になる出来事や反応を意識して眺めるのも良いです。そこには自分が所属する社会の集合意識が反映されているからです。

ポイント2 助ける心、思いやる心、見守る心を養う

夏至の時期は、自分が育ててもらってきたこと、何かを育ててゆくことに想いをめぐらし、それに応じた心を育みましょう。

親が子を愛し育てること、恋人を愛おしく思うこと、友だちを助けること、同胞を支えることなどは、人間としての本能的な良心にもとづき、生まれ育った社会に支えられて育む活動です。

このように、自分にとって大切な誰かを想うなかで育まれていく心があります。

このような心には知性ではたどり着けません。ハートで感じ、ハートを通わせるなかで呼び起こされてくる心です。

夏至の時期は、こうした心を養っていくタイミングです。

ポイント3 自分の素直な気持ちを主張する

夏至の時期は、純粋に自分が感じていることを表明するときです。

そこに理論的な裏付けは必要ありません。ただ、自分の心が実際に感じていることにもとづいて主張してみましょう。「浅学」「賢くない」「うまく表現できない」「言葉が見つからない」などの想いはさておき、いまの自分なりの方法で表現してみることです。

真摯に集団に沈滞することを通して、日常レベルの社会集団が理解できない深みを覗き込む経験ができます。それはより本質的な感情や価値観を探求するということ同義です。

この本質への洞察が、逆に、目に見える集団への帰属を難しくさせる可能性がありますが、このような心の探求が、私たちの成長のプロセスには不可欠です。

心の探求は、心の隙間や空白地帯を見つけていく作業でもあります。それは楽しく心地よいことだけではありませんが、心の発達には必要不可欠な作業です。

また、このような探求や、その表面によって、社会や集団は新陳代謝していきます。

おまけ

つまり、みんなと同じも大事だけど、それだけでもダメってこと?
そうですね。家族だって、愛情もあるけど、激しい喧嘩もありますよね

 

以上、夏至についての考察でした。

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